阿蘇山トレッキング1泊2日 その2

タケハル探検隊

2009年07月27日 14:07



朝起きたら曇っててね、キャンプ場の管理人の人が
「阿蘇山の火口付近は風向き次第で道が閉鎖されるからな」
って言ってたからちょっと心配やったな。 
閉鎖してたら登れんしね。

この日は、キャンプ場の隣の谷の仙酔峡っていう所から登るから、電車で2駅移動して そこからはタクシーで行かないといけんのよ。
火口の東口から西口までをトレッキングする予定。
だけどネットで調べてもグルッと火口を周った人はいなくて不安なんだよね。
まぁ地図をみてたら行けそうな気がするから きっと行けるはずだよ。


テントをたたんで、皆とお別れして阿蘇駅まで歩いていった。
阿蘇駅までは下り坂だったから楽勝やったね。



  朝食とってた所はよく見たら祠(ほこら)の下だったっていうバチあたりな写真
                         ※注  セルフタイマー撮影にて(爆)

電車を降りて すぐタクシーに乗ったけど、そのドライバーさんが親切な人でね、仙酔峡に着いて降りた後も コースを教えてくれたり ガスで道が閉鎖されてないか電話で調べてくれたんよ。ありがたいよね。
なにかあった時は連絡しなさいと連絡先まで教えてもらったよ。


  ドライバーさんが撮ってくれた


  この山を登るんやな


ところで「阿蘇山」っていう山は本当は存在しなくて、高岳とか中岳とかを総称してそう言うのよ。
この日は阿蘇最高峰の高岳に登るから。

で、高岳までは仙酔峡から馬鹿尾根と言われてる バカみたいに登りが続く道があるんだけど、本当はそこを登る予定やったんよ。道間違えちゃった。
ずっと馬鹿尾根だと思って登ったところは普通の登山道だったからね・・・ロープウェイの側道だったような気もする・・・
これは後で気が付くんだけど。
でもココも辛かったね。延々急登が続くんだから。


  となりをロープウェイが観光客を乗せていく。オレは意地でも乗らない


  観光客は ここまで。ここからが本当の登山


  尾根を歩いて行くんだけど、右側に落ちたら死亡だよな


  1時間半後 中岳頂上が見えてきた


阿蘇の山は火山ならではの、草木の少ない独特の雰囲気だったよ。すごく面白かった。
でも噴火したらどうしようって、いつもドキドキしながら登らんといけんけどね。


  中岳頂上に着いた

中岳頂上に着いたら、反対側から ひとりやって来てね、この人どこから来たんやろって思ってたら、馬鹿尾根登って来たんだって。
ここで気がついたわけ。道間違えてたんだと・・・


その後、30分くらい歩いたら高岳頂上に着いたよ。中岳から えらい近いんよね。
先に頂上に居た 静岡から来たっていう人とちょっと話しをしてね、この人は富士山ブームで富士山が変わってしまったのをすごく嘆いていたんよ。そうやろな~って思ったよ。


  はい頂上


  はいラーメン


で、いよいよ火口西口へ歩くんだけど、砂千里っていう所を通れば行けるみたいだから行ってみたら砂千里までは すごい急な下りなんよ。下の写真をクリックしてもらえたら分かるよ。


 上に人が立ってるのが分かる?この高度差はありえん。


で、まぁなんとか砂千里を通って火口西口に着いたよ。疲れたね・・・

砂千里は草木が全くなくて、まるで月の上を歩いているような感じだったよ。


  砂千里とオレ


  火口西。トレッキング終了~


なんか突然、放送が聞こえてきて
「危険な状況になりましたので火口付近は閉鎖します。監視員の指示に従って非難してください」
とかって言ってて、目の前で今来た道がクローズされたよ。
若いカップルがキャーキャー言って走っていったよ。そこまで慌てんでもいいやろ・・・。
まぁ、オレも「おお~ギリギリやったな」って思ったよ。


  風向きが変わって有毒な火山ガスが流れてきてるらしい


今回の旅はこれで終了。
阿蘇駅に戻ってから近くの温泉に浸かって、九州横断バスで湯布院に帰ったよ。
親切にしてくれた人、出会った人、みんなありがとう。


  旅の帰り道って なんか寂しい気分になるね


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